1. はじめに
リモートで作業したことがない場合は、オフィスでの作業とそれほど変わらないことを想像するかと思います。その場合は、オフィスの作業と同じように熱心に作業を繰り返し、アウトプットを生み出すことです。
しかしながら、リモートワークでの作業には、ある種の障害と課題が伴います。リモートワーカーとして貢献するためには、素晴らしい仕事をすることはもちろんですが、そのためには成功するための6つの要因が挙げられます。
2. 成功するための6つの要因
2.1 自分に合っているかどうかを判断する
リモートワークの作業は自分に合っているでしょうか。そしてリモートワーカーとして成功したいか今一度、自分に尋ねてみて下さい。これまでリモートワーカーとして働いたことがなければ、その長所と短所をまず比較検討することから始めましょう。
ある人にとってはオフィスに通勤する時間が長く、毎日大変なストレスで通勤をしている方も沢山いらっしゃると思いますが、素晴らしい同僚に恵まれているのであれば、その同僚と仕事上での付き合いは今後なくなる可能性もあります。(もちろんリモートワーカーとしてお互い協業できる可能性もあります)。また、ある人は新しい生命に恵まれ育児と仕事を両立する必要に迫られていると思います。ですが、育児をしながらリモートワークをするのは簡単なことではありません。そしてある人はフリーランスの自由な働き方に魅力を感じているかもしれませんが、安定的な収入がなくなることを懸念している人がいるかもしれません。
その要因がなんであっても、リモートワーカーとして作業をするのであれば、これまでのライフスタイル、作業モード、そしてリモートワークに適合するスキルを身に付ける必要があります。そして、さまざまな状況化でのお客様に対する要望に順応に応える必要があります。
2.2 ポートフォリオと履歴書を作成す
リモートワーカーとして働くためには、必要なスキルまたはポートフォリオを保有しているかどうかです。
フリーランスの仕事を見つけるためのオンラインプラットフォームであるUpworkのデータを例に挙げましょう。。現時点では、ソフトウェア開発、IT /ネットワーク、データサイエンスの仕事には37,000人近くの求人があり、当該サイトの総リストの42%を占めています。 2番目に大きな仕事のグループは、クリエイティブに焦点を当てたもの(デザインおよび/または執筆)で、合計で約27,000件の求人が掲載されています。これらの仕事に一致するスキルを既に持っている場合、あなたはすでにリモートワーカーの第一候補者と言えるでしょう。
ここで言っているのはあくまで例であり、これら以外に保有するスキルを持っている方がリモートワーカーとして除外されるかと言えばそうではありません。
他にも、管理職、カスタマーサービス、販売、マーケティング、経理、法務に特化した人々は、Upworkでの数千件の求人投稿でお仕事が見つかるように、リモートワーカーとしてのスキルを備えています。リモートワーカーの仕事以外にも、これらのスキルを保有している方は、自宅で仕事するフルタイムワーカーの仕事を見つけることも可能でしょう。
2.3 仕事を探す
リモートワークとしての仕事探しをする場合、既にあるいくつかのリモートワーカーのエージェントサービスを利用して仕事を獲得することが、最良の方法と言えるでしょう。とはいえ、昔ながらの、友人を介しての口コミのネットワークも非常に効果的です。過去に一緒に仕事をしたことのある人はあなたを個性を知っていて、あなたのスタイルを理解し、あなたのスキルと仕事の質をしっかりと把握してるでしょう。つまり、もしあなたが過去の同僚と誰とも連絡を取り合っていない場合は、スキルをキャッチアップしながらも、LinkedInやフリーランスのコミュニティ等で、同じ仲間とつながるようにするすることも重要です。
ここで重要なのはリモートワーカーとして仕事探しをしているが、フリーランスではなく会社員(オフィスワーカー)として求人検索をしている場合、あなたは通常のリクナビやマイナビ、タウンワーク等で仕事探しをしているのとあまり変わりはないでしょう。あくまでリモートワーカーとしてデビューするのであれば、役職や給与の要素ではなく、求人の「リモート」という側面にウェイトを置く必要があります。
リモートワーカーとしての仕事探しはある一定の時間がそれなりにかかります。そのため、すぐに仕事を獲得することができるリモートワーカーは常にコミュニケーションスキルを磨いていることに気づいてください。
2.4 コミュニケーションを優先する
コミュニケーションは、新しい仕事を見つけるためだけに重要なことではないのは周知の事実でしょう。今の仕事を効率的に実行する方法でもあることは誰もが知っていることです。
毎日オフィス内で作業している場合でも、リモートワーカーが混在している場合も多々あるでしょう。その場合、チーム内のコミュニケーションは困難になりがちです。チームのコミュニケーションが滞ると、作業時間が失われ、プロジェクトは急速に悪化の道筋を辿ります。
ありがたいことに、最近ではコミュニケーションツールが充実しており、チーム内のコミュニケーションのギャップを埋めるのに非常に役立ちます。メールやチーム内で同期されたカレンダーだけではありません。チームのコミュニケーションを高めるコラボレーションツールは、チャットサービス(Slack、HipChatなど)からタスクおよびプロジェクト管理ソフトウェア(Asana、Basecamp、Trelloなど)に至るまでさまざまです。もちろんリモートワーカーとして作業をするのであれば、それらのツールを駆使して仕事をするのは必須の要素になります。
需要な点は、使用しているシステムやチームが使用するテクノロジーに関係なく、リモートワーカーとして成功するためには、チーム内でのコミュニケーションを優先することが絶対に不可欠たる要素です。チームのメンバーが物理的に離れている場合、プロジェクトについて質問や作業中のことについてフィードバックが必要な場合は、グリップを握り率先してメンバーとコミュニケーションを図る必要があります。
2.5 作業をマネジメントする
子供の面倒を見るか、気晴らしに日光を浴びるといったことは、最高の気晴らしにもなると同時に、自由にスケジュールを調節できることは、作業を的確にマネジメントしないと、すぐに作業の障害になります。
リモートワーカーを成功させるには、作業をマネジメントすることが非常に重要なスキルになります。そして、プロジェクトを完了するために締め切りに余裕があると思いこまないことも重要です。例えば、スケジューラー等のツールを使い、作業の割り当て時間を予め確保します。そうすることで、あなたが実際に確保できる週の空き時間を正確に知ることができます。リモートワーカーの同僚は、あなたが作業をタイムリーに仕事をし、仕事に対しコミットすることを期待していることを忘れないでください。
2.6 作業を継続する
新しい仕事を獲得し、最初の収入を稼いだとしましょう。次にあなたはどうしますか?どのようにリモートワーカーとして仕事を継続しますか?
リモートワーカーとして成功するためにできる最も重要なことは、常に一貫して質の高い仕事をコミットし続ける必要があります。あなたが毎日オフィスに行く場合と同じように。そのためには、チームと定期的にコミュニケーションをとり、求められるニーズを理解し、チームからのフィードバックに対応する必要があります。
そのためには、同じリモートワーカーやコミュニティ、時にはメンターも必要になるでしょう。そうした仲間は、あなたが問題に困った場合にも手を差し伸べてくれます。それにより、継続的にリモートワーカーとして作業を継続することができるようになるでしょう。
3. おわりに
履歴書やポートフォリオ、効果的なコミュニケーションスキル、同僚との人間関係、それを見つめなおすことにより、リモートワーカーとして成功するための方法を見つけることができます。